バレンタインに見たい映画といえばやっぱりラブストーリー。
パートナーのいる人もいない人も、バレンタインには映画を通して様々な「愛」に触れてみませんか?
ありふれたラブストーリーよりも、ちょっとユニークで雰囲気のある一本を探しているあなたへ。
海外のインディペンデント映画の中から、バレンタインに見たいおすすめ映画をご紹介します。
王道のハッピーエンドラブストーリーではないかもしれないけれど、色々な「愛」について考えさせてくれる作品を集めました。
(すべてNetflixやAmazon primeで観れます◎)
1.『キャロル』(2015 原題: Carol)
こちらは様々な映画祭で賞を受賞したインディペンデント映画ののなか人気作品で、1950年代のニューヨークのホリディシーズンを舞台に描かれます。
デパートで働くテレーズは、娘へのプレゼントを探しに来た、優雅で気品に満ちたミステリアスなキャロルになぜか魅了される。
テレーズがクリスマスカードを送ったのをきっかけに二人は近づき、夫との離婚訴訟でトラブルを抱えるキャロルと、恋人からの求婚に思い悩むテレーズは旅に出る。
テレーズが偽りの自分と本当の自分のはざまで「自分」を探る姿には、同じ女性として色んなことを考えさせられます。美しく情熱的でエロスティックな雰囲気が魅力の作品です。
Available:Netflix
2.『天下無敵のジェシカ・ジェームズ』(2017 原題: The Incredible Jessica James)
2017年のアメリカ・サンダンス映画祭で注目を集めた、コメディ俳優ジェシカ・ウィリアムズとラキース・スタンフィールドが演じるコメディ映画。
主人公のジェシカがとてもチャーミング、「笑い」と「愛」に包まれる作品です。
失恋の痛みから立ち直れずにいる主人公のジェシカは、ある日ブラインドデートでブーンと出会った。しかし実はブーンも別れた元妻を引きずっていて…。
戸惑いながらも、過去の辛い経験を乗り越えようと奮闘するジェシカの人生模様が描かれていて、女性を取り巻く「友情」や「仕事」についても考えさせられます。
Tinderスワイプやインスタなど、とても現代的な恋愛の姿が描かれるロマンティックコメディです。
Available : Netflix
3. 『ビフォア・ミッドナイト』(2014 原題:Before Midnight)
こちらは3部作ラブストーリーの3部目。前2作はとてもロマンティックなストーリーですが、こちらはちょっと違います。
アメリカ人のジェシーと、フランス人のセリーヌ。2人の運命的な出会いと、ウィーンでの特別な夜を描くのが一部目『ビフォア サンライズ(恋人までの距離)』。
そして9年後、パリの書店でパーフェクトな再会を果たす2人を描くのが二部目『ビフォア サンセット』。
三部目『ビフォア ミッドナイト』はそれからさらに9年後のストーリー。2人はギリシャの美しい海辺の街で、“真夜中“まで今の2人だからこその飾らない思いを語り合う。
前2作よりも「現実的」になった2人の関係。“なぜ人はお互いを必要とするのか“、“結婚とは時に簡単な事ばかりではない”という恋愛のリアルな面を見せてくれます。
バレンタインに見るには少しデリケートかもしれませんが、心温まる何かがありつつも「現実の恋愛とは何か」を考えさせてくれる一本です。
ぜひ前2作と合わせて観てください!
Available : Netflix
4. 『キス ミー』(2012 原題: Kiss Me)
『キス ミー』はレズビアンの恋愛というサブジャンルへ、あなたを気まぐれに連れて行ってくれるスウェーデン映画です。
父親の婚約パーティーに出席するため、主人公ミアは婚約者のティムと共に故郷に帰省したが、レズビアンをオープンにしている父親の再婚相手の娘、フリーダに少しずつ惹かれていく。
しかし婚約者ティムの愛情や父親の親心を思い、“約束された幸せ“とフリーダへの想いで揺れるミア。1つの作品で、多様な愛のかたちを感じることができます。
巧みに描かれたキャラクター、それぞれの化学反応が面白い作品です。
Available: Netflix
5. 『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2018 原題: The Big Sick)
こちらは全米で人気を集めたクスッと笑えるロマンティックコメディーで、ユーモアとロマンスのバランスが絶妙な作品です。「グローバルな恋愛」というテーマは現代にぴったりの話題です。
パキスタンに生まれ、シカゴに移住したコメディアン、クメイルはアメリカ人の大学院生エミリーと付き合っているが、結婚に対して厳格な母親に押し切られしたお見合いが原因で彼エミリーと別れてしまう。
しかしその数日後にエミリーは昏睡状態になってしまい…。
時に家族、人種、文化の違いが、愛し合う2人の障害になることは現実にもありますよね。そんな「家族」と「人種・文化」、「愛」それぞれの衝突や、”あり方”についても明るく、暖かく描かれています。
Available:Amazon Prime
あなたが気になる作品は? バレンタインデーは王道のラブストーリーもいいけれど、ユニークで多彩な表現が魅力のインディペンデント映画にもトライしてみでくださいね!