グリーンウォッシュって?知っておきたい「エコなフリ」|#サクッとサステナトーク vol.5

what's greenwashing

サクッとサステナトーク vol. 5


》エコフレンドリーなことやサステナビリティについてサクッと話すシリーズ


今日はファッション、ライフスタイルにおいて”サステナビリティ”を意識するなら知っておきたい「グリーンウォッシュ」についてさくっと。

サステナブルだからと買ったそのブランド、本当に環境に配慮している?
最近、サステナブルという視点が普及してきたからこそ増えるグリーンウォッシング。

なんちゃってのエコに惑わされないための情報をちょこっと整理してみました。

 

グリーンウォッシュとは

greenwashing

グリーンウォッシュ(グリーンウォッシング)とは、簡単にいうと企業やブランドがマーケティングやイメージアップのために、うわべだけを飾り、エコ / サステナブルであるようにみせかけること。

エコ/クリーンなイメージを連想させる「グリーン」と、ごまかす・うわべを取り繕うという意味の「ホワイトウォッシュ」を組み合わせた造語です。
*もともとホワイトウォッシュというと、汚れたものを上から白く塗ってごまかすようなニュアンス。

つまり実態はそんなにエコフレンドリーではないのに、一部分だけを強調したり、あえてマイナス面を伝えないことで、消費者に向けてあたかもエコであるようにみせることを「グリーンウォッシュ」といいます。

 

グリーンウォッシングのパターン

plastics

グリーンウォッシュのやっかいなところって、一見すると、とても聞こえのいい響きが並んでいて、ついつい私たち消費者はそちらに気を引かれてしまうこと。それにパターンも色々です。

曖昧にサステナブルを謳う

どこがどうサステナブルかを証明する具体的な数字や認証がなく、曖昧にグリーンエコナチュラル無添加などを謳っているもの。

→ 成分表や生産過程をよく調べてみると、大してエコでもナチュラルでもないことがある。

うそではないけど、エコでもない

ファッションでいうと「リサイクル素材を使っています!」とサステナブルアピールしているけれど、実際にはリサイクル素材が10%入っているだけ、そのリサイクル素材を作るのに大量の資源を使用しているというパターン。
また「生分解可能な素材を使用」といっているけれど、特別な方法でコンポストしないと分解されないなど。

→ 一部分にリサイクル素材を使っていても、生産でそれを上回る環境負荷を出していたら意味がない…

意味のないアピール

「ノンケミカル」といって、ただ世界的に禁止されている成分を配合していないだけ、「ヴィーガン」を謳って動物性の材料を使わない代わりに、石油系の材料を大量に使っているなど。

→ やはり生産過程も成分も、広く包括的に見なければ本当にエコフレンドリーかは分からない。

間接的にサステナブルであるようにみせる

パッケージなどにあえて緑の画像を使う。または「エコライフ」とか「エコシェイプ」とかエコを連想させるネーミングを使う

→ でも実際は大量のプラスティック製品を作っていたり、業務内容はエコではない。

SNSに温暖化対策や人種平等のポストを声高にする

企業のイメージアップとして、Black Lives Matterや#MeTooに社会の関心が高まったタイミングで「Let’s change.」などと聞こえのいい投稿をする。またアースデイなどにエコフレンドリーっぽい投稿をする。

→ 実際は発展途上国の格安な労働力に頼っていたり、人権に配慮していない生産ライン、CO2を大量に排出する生産をしている。

通常ラインのカバーとして

ファッションや畜産業など環境負荷が大きいとされる業界で、ノーマルプロダクトは変わらず生産しながら、それをカバーするためにあえてエコラインを作るパターン。

*牛乳を作る企業がそちらの製造は変えずに、プラントベースミルクのラインを作る。
*コスメファッションブランドがマーケティングのためにナチュラル、オーガニックラインを作るなど。

 

気をつけたいこと

eco-shopping

ナチュラル=エコじゃない

ファッションでサステナビリティに配慮するため天然素材を使うのはよくあるけれど、天然素材を使っていれば必ずエコというわけではありません。

例えば、竹は成長が早くサステナブル素材だといわれるけれど、場合によっては殺虫剤や農薬を使って育てている竹を使っていることもあります。

またサステナブル素材として使われるビスコース。このビスコースを作るために、年間1億5000万本の木が伐採されているのだとか。

ヴィーガンであればエコというわけでもない

確かにヴィーガンは動物だけでなく、環境にも配慮した理念を持っていますが、ヴィーガンであれば必ずエコかというとそうでもない。

食べ物でいえば動物性のものを食べない代わりに人工的な材料で代替したり、ファッションでは革製品やファーを使わない代わりに石油系の素材を使ったりすることもあります。

 

私たちにできること

shopping

こうみるとエコを謳うものすべてが疑わしく感じそうですが、企業のエコラインを買うこと自体がダメだという訳ではありません。

サステナビリティを意識するときには、グリーンウォッシュも存在するということを知っておくのが大切なんです。そしてこんなところに注目してみること。

”100%”を選ぶ

100%安心できる成分のもの、100%認証つきのもの、100%信頼できる素材のものなど。

第三者による認証マークとかがあるかチェックしてみる

オーガニックコットンの認証やレインフォレストアライアンスなど信頼できる第三者の認証があるかに目を向けてみよう。

ものを選ぶ時はパッケージの裏やタグもチェック

グリーンウォッシュに惑わされないためには、やっぱり自分の目で確かめるのがいちばん。それは何からできていて、どんなものが入っているのか。どこで、誰が、どうやって作ったものか。ものを選ぶときにはそこまでチェックしてみよう。

小さくても信頼できるコンシャスブランドをみつける

最近ファッションや食品では特に、スモールブランドに注目することが多いのですが、スモールブランドは時に、思わず惚れ込むくらいサステナビリティにこだわっていたりします。

そうした信頼できるブランドを見つけることも、グリーンウォッシュに流されないコツ。

(ex.認証つきの環境に配慮した素材で服をつくり、さらにその素材の原料もサステナブルな方法で調達。生産の過程でもCO2やエネルギー使用を出来るだけ減らし、必要以上に生産しないなど。)

 


 最近注目しているサステナブル&ヴィーガンファッションブランドを特集


 

大切なのは個々のブランドのグリーンウォッシュを批判することでなく、グリーンウォッシュというものがあることを知っておくこと。

「そんなものもあるのか〜」と、ひとつの情報として取り入れていただけたら嬉しいです◎