梅雨のブルーな日には黄色い食べもので栄養補給。

気圧や気温差のせいでしょうか。梅雨ってな〜んか元気が出ない、という日がいつもより増える気がして。

急に蒸し暑くなったり、冷房がつき始めたりその辺も影響して、体がいつも通りに機能するのにプラスのエネルギーがいるのかもしれません。

そんな梅雨のブルーな時には、かぼちゃ、とうもろこし、サツマイモ、大豆、バナナなんかの黄色くて甘い食べものを食べるといいのだそうです◎



 

梅雨は胃腸が弱りやすい?

腸活系のライティングを3年ほどやっていて、その流れで東洋医学の考えにも触れることが増えました。

東洋医学は、日常の衣食住に根ざした体の労り方や「体はすべてがつながっている」という考えがとてもスマートで好きです。

そんな東洋医学では、雨の多い梅雨この時期「脾(ひ)*」と呼ばれる、胃腸あたりに不調が現れやすい時期。

そして、その「脾」を労る食べものが黄色い食材なのだそうです。

*「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」の五臓のうちのひとつ。

 

脾と、湿邪と、梅雨の不調

湿気の多いこの季節の、じめっと蒸しっとした感じって意外と体にこたえるものなんですよね。

6月に入り雨の日が増えて2週間ほど。私もまさに最近、お腹から体調を崩してしまいました。

東洋医学ではこうした体の不調になりうる湿気を「湿邪」と呼びます。

そしてその影響をいちばん受けやすいのが「脾(胃腸あたり)」のため、この時期に不調が起きやすいのだそうです。

脾が弱るとこんな症状が

脾のはたらきは消化吸収、体内の水分の循環などに関わっています。

そのため脾が弱ると出てくる不調がこれ。

むくみ・だる気・眠たい

消化不良・腹痛・お腹が張る・下痢

身体が重い・食べても物足りない
足がつりやすい  etc…

 

梅雨のブルーに黄色い食べもの

とうもろこし

そんな脾の働きを助けてくれると言われるのが、こんな食べ物。黄色く甘みのある食材が多めです。

じゃがいも、サツマイモ、とうもろこし
かぼちゃ、人参、バナナ、りんご、アーモンド
大豆、そら豆、枝豆、米、はと麦

それに、体に水分が溜まりやすいこの時期は利尿作用のある食べものも良いのだそう。

もやし、きゅうり、大豆、豆類、長芋
トウモロコシ、きのこ類、生姜、海藻類

 

食卓の黄色いひと皿

かぼちゃと豚肉の甘辛炒め

お腹の調子を崩してハッと思い出した黄色い食べものの話。

食欲も戻ってきたので、ふるさと納税で届いた豚肉と、旬のかぼちゃで一品添えてみました。

豚肉のビタミンB1もプラスで疲れが吹き飛びますように…!

 

レシピと呼べるほどではないもの

1. 油をひいて、薄切りにしたかぼちゃに火を通し、お皿にあげる。

2. 食べやすい大きさに切った豚肉を炒める。

3. お酒・みりん・黒糖・醤油で甘辛く味付け。*隠し味にお酢をほんの少しだけ。

4. 豚肉に味が染みてきたら、かぼちゃを戻してひと炒め。味を回したらできあがり。

 

旬って面白い

かぼちゃブレッド

小豆入りかぼちゃの食ぱん

ちょうど収穫が始まったかぼちゃに、今が旬のとうもろこしや枝豆、そら豆、バナナ。

旬の食べ物は美味しい・栄養価が高いと言うけれど、その時の人間の体に必要な栄養を補うよう自然は上手くできているのだと思うと、面白い。

こんなふうに、食べものを通じて体や健康を労ることをいう「食養生」という考えも好きです。

いざ体調を崩してしまう前に、日常の食事から英気を養うというか、体を整える習慣はとてもミニマルでスマートですよね。

この時期(いつも?)料理をすることすら面倒な日も多いけれど、その時の旬を目から、舌から、五感で存分に愉しみたいと思うのでした。

 

 

 

Wellness
この記事を書いた人

フランス ボルドー、カナダ トロント生活を経て多種多様な働きかたに感化されフリーランスに。
優柔不断なほうなので、日々のお出かけや買い物から、生き方・働き方まで何かと迷いがちな私ですが、その中で見つけたエスプリや日々を愉しくするヒントをここで発信しています。
DNAから完全に夜型です。

CLAIrmag.