ビーズワックスラップって実際どうなの?約1年使ってみた感想。

Bee's wax wrap

おそらく多くの人がマイボトル→マイストローの次くらいに目を向けるエコフレンドリーグッズが、ビーズワックスラップではないでしょうか。

サステナビリティを意識する人なら誰しも、一度使ったらすぐ捨ててしまう上に100%プラスチック素材でできたサランラップは、やはり使うのが忍びないもの。

そこで選択肢として上がるビーズワックスラップ。実際使っている人どうですか?私は使ってみると良くも悪くも予想外の体験が色々とありました。

 

ビーズワックスラップ

apple wrapped with Bee's wax wrap

©︎CLAIrmag

ビーズワックスラップは、みつろう*ホホバ/ココナッツオイル天然樹脂などからできたワックスをコットンにコーティングして作る100%天然素材のフードラップ。

すべて口に入れても問題のない素材でできている上、みつろうには抗菌作用があるため食品の保存には最適です。適度な通気性を確保しつつ食品を新鮮に保ちます。

何より水で洗って繰り返し使え、使用後も土に還るためエコフレンドリーでサステナブル。手の熱で柔らかくなり冷えると固まるので自由に成形でき、野菜や果物を包んだり、お皿に蓋をしたりと色々な用途で使えます。

*みつばちが巣を作るためのろう

 

気に入っているところ

Bee's wax wrap

©︎CLAIrmag

ランチタイムには重宝

ビーズワックスラップが特に活躍するのは、ランチ用に何か持ち歩く時。
カナダではよくマイ箸やフォークをビーズワックスラップで包んだり、ナッツやフルーツを包んで持ち歩いている姿を見かけました。サンドイッチやハードめのパンを包んだりも。

柄デザインが自由に選べる

ビーズワックスラップは柄が豊富で自由に選べるので、キッチンのアクセントとしても持ち歩きのランチバックとしても、プラスチックラップよりはるかにスタイリッシュ。もはやどんなビーズワックスラップを選ぶかは、ファッションと同じ自己表現の場だと思っています。

エコフレンドリー

完全にプラスチック製のラップをやめなくても、ビーズワックスラップがあればやっぱりプラスチックの使用量やゴミは確実に減ります。(使用量が少ないので、今家にあるサランラップはいつ買ったものか覚えていないくらい。)

暮らしアップデート計画。エコフレンドリーなキッチングッズ総集編
...

 

予想外?ビーズワックスラップ新体験

food wrap

手触り

ビーズワックスラップはワックスがコーティングしてあるので若干粘着性がある触り心地で、成形する際は手がペタッとなることがあります。慣れれば特に気にならない程度だけれど、初めて使う時は少し予想外の手触りかもしれません。

なんでも包めるわけではない

ビーズワックスラップはみつろうをコットンにコーティングして作っているので熱に弱いという特徴があります。つまり電子レンジでは使えなかったり、熱湯では洗えなかったり

一般の台所洗剤も使えないため、肉や魚など脂分の多い食品は包めません。電子レンジでの解凍も出来ないので食品の冷凍保存も微妙。

とはいえ、ビーズワックスラップで包めないものはStasherのシリコンバッグで代用することができるし、どうしても必要な時にはプラスチックラップにお世話になることもありだと思います。

長期保存は微妙?

ビーズビーズワックスのメリットのひとつが適度な通気性。食べ物をより自然な状態で保存できるので、私自身、使いかけの野菜を包むのには重宝しています。

ただ使いかけの野菜を長い間ビーズワックスラップに包んで置いておくと、少しずつ自然に野菜の水分がぬけて乾燥していきます。水分の少ない根菜類はそんなに気になりませんが、水分が抜けやすい野菜は早めに使い切るようにするのがベターです。

 

エコフードキーパーたちを併用が最適解

food wraps

実際のところビーズワックスラップはプラスチックラップより不便な部分もあるけれど、なんだかんだ今では生活に欠かせない存在。

プラスチックラップがあまりに何でも包めてしまうからこそ、すべてをビーズワックスラップに切り替えるつもりで使い始めると少々戸惑うのは事実。でもやはり有害物質を使っていない、プラスチックゴミを増やさないというのは大きいです。

ビーズワックスラップ、Stasherをはじめ、最近では色んな種類のエコ・フードキーパーがでているので、出来る限りプラスチックを減らしつつ、サステナビリティと忙しい毎日とのバランスを取っていくのが最適かなと考えています。

様々なものの価値観が変わる今、フードラップ然り、便利さとサステナビリティの狭間で何を選ぶのか。まずは何事も試して、試行錯誤しながら、そして何より楽しみながら丁度いいライフスタイルを探っていきたいです。

 



Lifestyle
この記事を書いた人

フランス ボルドー、カナダ トロント生活を経て多種多様な働きかたに感化されフリーランスに。
優柔不断なほうなので、日々のお出かけや買い物から、生き方・働き方まで何かと迷いがちな私ですが、その中で見つけたエスプリや日々を愉しくするヒントをここで発信しています。
DNAから完全に夜型です。

CLAIrmag.