世界の本好きが憧れるパリの書店「シェイクスピア&カンパニー」のアンニュイな魅力

シェイクスピア・アンド・カンパニー外観

世界中から本を愛する人が集う、パリの路地にたたずむお洒落な書店「シェイクスピア・アンド・カンパニー(Shakespeare and Company)」。ここはパリジェンヌだけでなく、世界中の本好きが、人生で一度は訪れてみたいと憧れる書店です。

書店の魅力といえば、新しい本との出会い。電子書籍などが普及している今でも、本好きにとって、数えきれないほどの本の中から、お気に入りの一冊を見つけたときの心踊る気持ちは、特別な感情ですよね。しかしシェイクスピアアンドカンパニーが、世界中の人々を魅了し続ける理由はそれだけではありません。

知ったら必ず訪れたくなる、シェイクスピアアンドカンパニーの魅力をご紹介します。

 

パリの知的な雰囲気漂うシェイクスピア&カンパニー

シェイクスピアアンドカンパニーは、パリ5区のセーヌ川沿いにある英書を扱う本屋さんです。かつてパリに住むアメリカ人の芸術家たちのために開かれ、ヘミングウェイなど名だたる作家も通っていました。

最初にオープンしたのは1919年で、その後第二次世界大戦で一度閉店してしまいましたが、現在のオーナーであるシルヴィア・ウィットマンの父親、ジョージ・ウィットマンが復活させました。現在、英語圏の人々にとっては観光地としても有名で、ノートルダム大聖堂の近くということもあり、毎日多くの観光客が訪れています。

 

映画にも登場したかわいくておしゃれな外観と、趣ある店内の雰囲気が魅力!

シェイクスピアアンドカンパニーの魅力といえば、まずはパリの書店らしいお洒落でフォトジェニックなたたずまいです。洋書に興味がなくとも、映画に出てくるようなこの雰囲気を一度は味わってみたいですよね。実際に『ビフォアサンセット(2004)』や『ミッドナイト・イン・パリ(2011)』などの色々な映画にも登場しています。

さらに店内に入ると、そこはまるで20世紀初頭のパリにタイムスリップしたかのよう。ポートレートや時計が飾られた壁と茶色の本棚から、書店の歴史がひしひしと感じられます。見上げるだけで圧倒されそうなほど、天上近くまでところ狭しと本が並んでおり、本好きにはたまらない場所です。

もちろん英文書だけでなく、デザイン性のある本や写真集も多くあるので、フランス語が読めなくても店内で飽きることはありません。

 

泊まれる書店?作家たちとオーナーの文学愛に紡がれてきた歴史が素敵

かつてヘミングウェイが通っていた1921年頃、シェイクスピアアンドカンパニーは、本を売るだけでなく、貸本屋として本を貸し出していました。お金がないながらも、パリで必死に執筆活動や作家修行をする人たちは、ここで本を借りて文学の知識を得ました。

また、初代オーナーは店内にベッドを置いて、貧しい芸術家に寝る場所も提供していました。ヘミングウェイだけでなく、多くの芸術家たちがこの書店に助けられ、才能を磨いていったのです。その意思は現在にも受け継がれており、以下の条件をクリアすれば、今でも書店の2階に無料で宿泊することができます。

  • 執筆計画をもっている自伝を1ページ提出する
  • 毎日2時間、書店の仕事を手伝う11冊本を読む

またシェイクスピアアンドカンパニーでは、定期的に文学サロンや朗読会などのイベントが開催されており、文学を愛する人々を手助けする活動も行われています。こうした、オーナーや作家たちの文学愛が長い時間を経て紡いできた書店の歴史や活動も、この書店の大きな魅力です。

 

隣の「シェイクスピアアンドカンパニー・カフェ」でパリの景色と本をゆっくり味わえる!

書店をじっくり探訪したあとは、隣にあるシェイクスピアアンドカンパニー・カフェでホッと一息。アメリカンスタイルのこちらのカフェはフードやドリンクも充実していて、書店の雰囲気を残しつつも明るい店内でゆったりとした時間を過ごせます。本とカフェの組み合わせって、なぜか魅力的に感じますよね。

またカフェの窓からはノートルダム大聖堂を眺めることができ、パリの景色も一緒に楽しめます。味や接客もよく、同時に文学と観光も楽しめるカフェは、パリではとっても貴重。一度は訪れたい場所です。

エコトートやマグカップといったシェイクスピアアンドカンパニー・オリジナルグッズも置いてあります。

 

文学、歴史、パリの景色が一気に味わえるとっておきの書店で素敵な出会いを

シェイクスピアアンドカンパニーはパリの一角の小さな本屋さんですが、ここでは英文学、歴史、美味しいケーキとコーヒー、パリの美しい景色などを一気に味わうことができます。

また長きに渡って、文学を愛する者に手を差し伸べ続けてきたこの書店は、多くの芸術家たちの「思い」が作りだす独特の雰囲気があり、それは、ここでしか感じることができません。そこでどんな本に出会えるかは、店内に入ってからのお楽しみです。あなたも、世界中の本好きが憧れる書店、「シェイクスピアアンドカンパニー」でお気に入りの一冊を探してみては?

 

Location

Shakespeare and CompanyWeb

37 rue de la Bucherie 75005 Paris

世界の書店シリーズ・南米にある世界で最も美しい書店、エルアテネオグランドスプレンディッドで芸術を感じる

 

 

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この記事を書いた人

フランス ボルドー、カナダ トロント生活を経て多種多様な働きかたに感化されフリーランスに。
優柔不断なほうなので、日々のお出かけや買い物から、生き方・働き方まで何かと迷いがちな私ですが、その中で見つけたエスプリや日々を愉しくするヒントをここで発信しています。
DNAから完全に夜型です。

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