ほんのりビターな柑橘系ベルガモットのはなし。精油の効能や使い方は?

オーデコロンなどの香水の原料としてもよく使われ、紅茶アールグレイの香り付けに使われることが有名なベルガモット。

柑橘系が好きな私にはたまらない香りの1つなのですが、名前は聞いたことあるけれど、どんな香りで、どんな植物なのかよく知らないという人も多いのでは?

そこで、今日は大人の柑橘系ベルガモットの香りや効能、精油の使いかたなどを書き留めておこうと思います。

季節の変わり目真っただ中。こんなご時世なことも相まって、いつも以上に不安やストレスを感じやすい今の時期には特におすすめの香りなのでぜひチェックしていってください。

 

ベルガモットとの出会い

ベルガモットは↓この記事↓でも元気をくれる香りとして紹介したのですが、

[nlink url=”https://foreignforeign.com/beauty-and-wellness/wellness/jiritushinkei-aroma-essential-oil/”]

イライラ解消とリラックス効果で心を軽くしてくれる作用があるといわれています。

だからか?特に意識はしていなかったのですが、気づけば身の回りにベルガモットを使ったアイテムが増えていました。

例えばこれ。

ファブリックウォーター ベルガモット

ベルガモットの香りの衣類・布製品用ファブリックウォーターです。

そしてこちらも。

You&KI oil

連載「ふたりの#KIBUN」でも以前紹介したYOU & KIオイルの「HAPPY」の方にはベルガモット油が使われています。

[nlink url=”https://clairmag.com/beauty-and-wellness/wellness/autumn-selfcare-kibun6/”]

 

ベルガモットって?

それではここからベルガモットについて少し詳しく。

ベルガモットはミカン科の植物で、グリーンの皮に黄色い果実が特徴。レモンやライムと同じいわゆる柑橘類です。

レモンなどに比べると苦味と酸味が強く、食用ではなくおもに香料として香り付けに使われます。

ベルガモット=イタリア・カラブリア地方

そんなベルガモットが採れるのはイタリア南部シチリア島近くの「カラブリア地方」。世界の85〜90%がこの地で作られています。

学名:Citrus bergamia, Citrus aurantium ssp. bergamia
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主な産地:イタリア、コートジボワール
主な成分:リモネン、酢酸リナリル、リナロール

 

ベルガモットはどんな香り?

ベルガモットの香りは少しビターな柑橘系の爽やかな香り

柑橘系の中でもレモンやスイートオレンジに比べると苦味のあるベルガモットは、シトラスの香りの中にもどこか奥深さと大人っぽい雰囲気があります。

またほんのりビターな柑橘の香りの奥には、わずかにフローラルな香りも漂います。なるほど、オーデコロンなどに使われる理由も納得。

この絶妙なマリアージュが男女問わず好まれる香りの秘密かもしれません。

ベルガモットの精油について

ベルガモットの精油(アロマオイル)はベルガモットの皮から抽出され、黄色い色をしています。

光毒性があるため、もし肌につけた時には12時間は紫外線を避けましょう。※精油は希釈して使うもの。直接肌にはつけられません。

私は精油はディフューザーや芳香浴で使用し、肌につける時には、スキンオイルとして作られた市販のものを使うようにしています。

 

ベルガモットの効果・効能

心への作用

ベルガモットは「天然の抗うつ剤」とも言われ、イライラを取り除き心を軽くするリラックス作用があります。

ラベンダーと同じ鎮静作用のある成分も含まれていて、神経の緊張をほぐし開放的な気持ちにしてくれます。

不安を抱えていたり、プチうつ気味の時に使うと心が晴れやかに前向きなるといわれています。

体への作用

ベルガモットは主に胃腸に不調を感じるときにおすすめです。
ベルガモットに含まれるリモネンと言う成分は、消化を促進し肝機能を強化してくれる作用があります。

また、ストレスからくる神経性の胃腸の痛みや、食欲不振を改善してくれるといわれています。

 

ベルガモットの精油の使い方

ベルガモットの精油はいろんな方法で使えますが、1番簡単なのはディフューザーやハンカチを使った芳香浴です。

芳香浴

お家にディフューザーがあれば数的垂らしてスイッチon。外出先などでもっと手軽なのはハンカチやティッシュに数的染み込ませてすぅーっと鼻から吸い込みます。(鼻から3〜4cmほど離して吸い込んでください。)
私は日々専らこの方法。オイルが黄色いのでティッシュを使うか、芳香浴用のハンカチを用意するのがおすすめ。

アロマバス

お湯を張った湯船に、全身浴なら大体6滴まで、半身浴なら4〜5滴ベルガモットオイルを垂らしてつかります。

*肌が敏感な人は精油を天然塩(大さじ2)またはキャリアオイル(10ml)に希釈してから入れてください。

*その後日中お出かけする場合は、紫外線に気をつけましょう。

アロマスプレー

ベルガモットの精油2〜3滴を小さめのスプレーボトルに浄水や精製水に入れて、空間スプレーとしてシュシュっと香りをかぐ方法もあります。重曹などを加えれば軽いお掃除スプレーとしても。

 

ベルガモットハーブティーも

ベルガモットの皮があれば、数枚をお湯とともにマグカップに注ぎ、ハーブティーとして摂るのもいいようです。

お湯を注いだら皮を3〜5分浸しておいてできあがり。消化トラブルや精神的な不安、ストレス、不眠などを軽減してくれます。

ベルガモットの皮をオンラインで探してみたけれど、日本で食用を見つけるのはなかなか至難のわざ。ローカルや個人のお店で見つけられたらラッキーかもしれません。

ハーブティーはいつか試したい。

 

番外編: ベルガモットを効かせたオリーブオイル発見

ラーレリ EXVN オリーブオイル ベルガモット | Amazon

これ、いま気になっています。

こちらは効能うんぬんを抜きに風味がとても豊からしく、パンにつけてもいいし、ドレッシングやカルパッチョなど魚介類の味つけにも、モッツァレラチーズなんかにかけても美味しいみたい。

 

 

という訳で、ビターで大人な柑橘系の香りベルガモットについてはここまで。

心に元気がほしいなという人、いやそうでなくとも柑橘の香りはたまらなく好き!という人、ぜひ試してみてくださいね。

 


■精油使用にあたり気をつけること

・天然成分100%のものを選ぶ
・原液を直接肌につけない
・不安な時は肌用に作られたものを購入する
・火気に注意
・目に入れない
・飲用しない
・妊娠中、授乳中は注意して
《肌につける場合》

・肌につける場合は、柑橘系オイルの光毒性*に注意(肌に触れない使用法であればそこまで気にしなくてもOK)

*光毒性:光に反応して皮膚を刺激する可能性、肌につけたら直射日光を8時間程度さける

・肌につける場合は、精油の濃度が全体の1%以下なるようにキャリアオイル等で希釈する(顔に使う時、敏感肌であれば0.5%以下)

・事前にパッチテストを行う
・不安な場合は市販の肌用を購入する
・肌への使用は自己管理のもと少量から試す

・当サイトで紹介する精油の心理的・身体的作用は、アロマテラピーの考えに基づく一般的な作用であり、医学的な効能を謳ったものではありません。
・精油はより健やかに日々を過ごすため、人間が本来持つ自然治癒力を補うアイテムとしてとらえ使用してください。

 

 

 

 

Wellness
この記事を書いた人

フランス ボルドー、カナダ トロント生活を経て多種多様な働きかたに感化されフリーランスに。
優柔不断なほうなので、日々のお出かけや買い物から、生き方・働き方まで何かと迷いがちな私ですが、その中で見つけたエスプリや日々を愉しくするヒントをここで発信しています。
DNAから完全に夜型です。

CLAIrmag.