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かつてサステナブルブランドに注目し始めた頃、新しいスニーカーを求めてオンラインをあちこち彷徨っていた時に見つけたのが「VEJA」のスニーカーでした。
サステナブルブランドって、いいなぁと思うものはたくさんあるけれど実際に手を出すのに少し勇気がいるのは、私だけ？
多分これは、「サステナビリティ」という新しい価値観が靴選びに加わることによって、ファッションに対してこれまで持っていた価格や質などの基準が変わっていくからだ思うのですが。
そんな初めての戸惑いを超えて手にした「VEJA」のスニーカーは、今やこの上なく愛おしく長く日々を共にする相棒。
ありきたりな靴には飽きた..という人にも、初めてのサステナブルシューズを探している人にもおすすめなので、ここでさくっと紹介しようと思います。
ヨーロッパ発「VEJA」のスニーカー
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VEJA（ベジャ）は、2005年にスタートしたフランス発のサステナブル・シューブランド。エマ・ワトソンやメーガン妃が着用していたことで注目されたブランドでもあります。
最初にVEJAのスニーカーが目に止まったのは、VEJAがエシカルブランドがまだまだ少ない頃からヴィーガンシューズを出していたからなのですが、VEJAはそれ以外にも様々な点でサステナビリィにこだわったスニーカー作りをしています。
個人的に好感を持っているのは、VEJAが通常広告やマーケティングに充てられるコストの部分を、サステナビリティへの投資に当てている点。それでもVEJAは、ブランドコンセプトやデザインを気にいる多くの人に支持されています。
豊富なシリーズとデザイン
VEJA（ベジャ）が人気を集める理由の一つは、エシカル・サステナブルなだけで終わらないデザイン性の高さだと思うのです。
VEJAのスニーカーは、こだわり抜かれた素材ひとつひとつの質感や、深みのある色合いが”さりげない品”を感じさせます。このスニーカーとはいえど、カジュアルになり過ぎない佇まいが好きです。そんなVEJAの代表的なシリーズがこちら。
Esplar
Urca
Campo
Nova
Rio Branco
Vlock
VEJAのサステナビリティ
サステナブルファッションにおいて、ヴィーガン、フェアトレード、素材、エコフレンドリーetc…何を重視するかは人それぞれだと思いますが、VEJAはどの部分においてもよく考慮されていて、バランスの良いブランドです。
VEJAの豊富にあるシリーズの中からは、きっと誰もが自分のポリシーにあったモデルを見つけることができるはず。
そんなVEJAのサステナブルなポイントの一部がこちら。
ヴィーガン
VEJA のスニーカーは2020年コレクションの291モデルのうち、115モデルが動物性原料不使用で作られています。つまり3足に1足がヴィーガンモデル。
オーガニックコットン
VEJAのスニーカーに使われるコットンは、すべてオーガニック認証を受けたコットンだそう。
フェアトレード
VEJAのスニーカーは、ブラジル（やペルー）で中間業者を使わずに生産者と直接取引し、フェアトレードで生産されています。また強制労働や児童労働を禁止し、生産者の労働環境にも配慮しています。
クロムフリーレザー
ヴィーガンレザーというと基本的にプラ素材を使用していて、動物性ではないけれど石油系の素材を使うというジレンマが…そこで現在VEJAはクロムフリーレザーというなめし加工を経たレザーを使っています。
有害なクロム、重金属、酸が発生しない加工方法で作られていて、原材料のレザーは「パンパ」由来の、自然の草のみを食べて育った牛のもの。
アップサイクル
VEJAはリサイクルポリエステル、リサイクルコットンなどを使用して作るアップサイクル素材も採用しています。
・ヘキサメッシュ：リサイクルペットボトルを使用したベースレイヤーと、オーガニックコットンを使用した六角模様のニット素材。
・J-Mesh：ジュート、リサイクルコットン、リサイクルPETをブレンドした素材。
・B-Mesh：VEJAオリジナルの100％リサイクルされたペットボトルでできたポリエステル素材。
トレーサビリティと透明性
VEJAは使用する素材がどこからどのように来ていて、どのように作られているかを全て公表しています。スニーカーの各部分がどんな素材でできているのかも、商品ページに細かく記載してあります。
プラスチック削減
市場に出回るスニーカーの9割以上は石油由来のプラスチック製。VEJAがリサイクル素材を使用したり、サステナブルなスニーカーを作るのは、このような石油由来の素材への依存を少しでも減らすためだそう。
VEJAスニーカーのはき心地
そんなVEJAのスニーカー、私はV-Lockシリーズの前の3-Lock Esplarシリーズをある時アウトレットで偶然発見し購入したのですが、やはりスニーカーにしてはどこか凛としていて、足元をきれいめに見せてくれるスタイルが気に入っています。
サイズ感は、シリーズにもよると思いますが、Esplarの場合は大きすぎず小さすぎずといった感じ。EUサイズでいつも自分が選んでいるサイズを選べば問題ないと思います。（私の場合だと23cmでEUサイズ36）
きれいなシルエットに見えるよう、アッパー部分はどちらかというとスリムなラインです。
重さはというと、ソールが100％ゴムでできているタイプは若干の重さはありますが、履いて疲れるほどではなく、長時間歩いても問題なし。
履き心地は、少し硬めでしっかりした感じ。約1年ほど履いてみてとくに気に入っているのが、アッパーのレザー部分がかなり自分の足に馴染んできたことです。
最初はシュータンの部分が少し硬いかなとも感じたのですが、レザーならではの質感で履けば履くほど歩きやすいスニーカーに変化してきて、余計に愛おしく感じています。
汚れもつきにくく、これまで特別なお手入れはしたことがありませんが、1年経った今でも目立つ傷や汚れはありません。ひとつ気になるとすれば、つま先の部分が少し擦れてきたかなというくらい。まだまだ長く愛せると思います。
生産者に配慮し、素材選びにも調達方法にも妥協せず、サステナブルなスニーカー作りへの探究心が何より一流なVEJA（ベジャ）。よく知れば知るほど、選んでよかったと思えるブランドのひとつです。
スニーカーは他の靴に比べ、人とかぶらないデザインを探すのも、カジュアルになりすぎない形を見つけるのもなかなか大変。
次の1足を選ぶときにはサステナブルという観点をスニーカー選びに加えてみると、長く付き合えるお気に入りが見つかるかも。
[ヴェジャ Veja] エスプラー ロー ESPLAR LEATHER extra-white
