毎回一つのテーマについてnocia / alisaがそれぞれその時の気分に合わせたモノ・コトを紹介する共同連載シリーズ。それぞれが運営する「oh,nocia」と「CLAIrmag」、2つのメディアにまたがって連載しています。
vol.17
今回のテーマは「休日をいろどるモノ」。
ふたりの「休日」を舞台にいまの#KIBUNを綴ります。
nocia 休日にあけるスペインワイン
“ふらっとバルに立ち寄って一杯”が遠のき、すっかりお家飲みがスタンダードになりました。
そんなここ 2 年の間にナチュラルワインの魅力に開眼しまして、休日にボトルを開けるのがささやかな愉しみとなっています。
先日開けた 2 本はどちらもスペイン産。
カタルーニャ州の赤ワイン「FRUITA ANALOGICANEGRE 2020」と、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のオレンジワイン「De Sol a Sol Airén 2018」です。
FRUITA ANALOGICA NEGRE
カタルーニャ州はアルト・エンポルダに位置する古くからのワイン産地ラボスで造られるFRUITA ANALOGICA NEGRE は、アムステルダム出身の若いワイナリーオーナーが手掛ける新星ナチュラルワイン。
早摘みの有機栽培ブドウを手作業で選別して 3 日間果皮浸漬し、グラスファイバー製の樽で土着酵母による自然発酵を行い、古オーク樽で 4 ヶ月間熟成させて完成するそうです。
一口飲むとベリーのようなチャーミングな果実味とまろやかなタンニンがじわ〜っと広がり、ほど良い酸味と渋味を残して爽やかにフィニッシュ。若々しく軽やかな飲み心地なのでジュースのようにゴクゴク飲めてしまいます。
De Sol a Sol Airén
一年を通して乾燥した気候のカスティーリャ・ラ・マンチャ州で造られる De Sol a Sol Airénは、そのほとんどが樹齢 100 年を超える木から収穫したブドウを長期間果皮浸漬し、「アンフォラ」と呼ばれる土器の壺で酸化熟成させるそう。
濁りのある琥珀色に仕上がったワインは、メントールのような爽快でパンチのある香りを放ち、口に含むとアプリコットやクローブのような甘みやスパイシーさがふわり。
そして最後はシャープな酸味とオレンジピールを彷彿とさせるほろ苦い余韻……!かなりファンキーなワインで万人受けするものではないかもしれませんが、個人的にはおもしろい体験が
できて大満足の 1 本でした。
ナチュラルワインは造り手の色が表れた個性的なものが多いことは聞いていましたが、思っていた以上に奥が深くて。知れば知るほど(飲めば飲むほど)探究心と休日の幸福度は右肩上がりです。
【FRUITA ANALOGICA】
公式サイト(http://fruitaanalogica.com/)
Instagram(@fruita_analogica)
alisa 休日にいろどりを足すお香「hibi」
外の寒さを思うとどうも足が進まず、休日はめっきりお籠りの今日この頃。1日の歩数が少なすぎて少し心配になりますが、なんだかんだ毎週至福のひと時を過ごしています。
そんな自宅で過ごす休日に彩りを足すため、最近ハマっているのが「hibi」の10minutes aromaです。いわゆるマッチ棒タイプのお香なのですが、これをマッチのようにシュッと焚くだけで、香りが広がり今いる空間をがらりと別世界に変えてくれるのです。
サッと焚いて香り、ほんの少しだけ後をひく強すぎない香りを嗅いでいると、心身ともに疲れがサーッと消えてなくなる気がします。
なんでも兵庫県は淡路島のお香と、播磨のマッチのふたつのものづくりの伝統が合わさってできたという「hibi」。
香りは公式サイトにあるのが、レモングラス、ラベンダー、ゼラニウム、イランイラン、ティーツリー、シトロネラ、金木犀の7種類に、白檀、ゆず、さくら。
それとは別に蔦屋書店限定である「森の図書館」という香りが、私のお気に入りです。この「森の図書館」という香り、ただただウッディなだけではない奥行きのある厳かな香りがたまりません。大人な雰囲気の中に、ほのかに甘さや華やかさもあり、思わず深く息を吸い込みたくなるような深みを感じます。
文字通り、このお香を焚きながら読書にふけるもよし、書き物をするもよし、窓辺でただただ寝転がって目を瞑り、香りに包まれるのもまた心地よいのです。使い方はいたって簡単で、マッチを擦るようにhibiを箱側面でシュっと着火、専用のマットに寝かせて置き、10分間心置きなく香りを愉しむだけ。
外に出られずとも心はどこかへふわりと旅立つような、癒しを感じられるはずです。
気になる香りがあればぜひチェックしてみてくださいね。
【 hibi 10MINUTES AROMA】
公式サイト(https://hibi-jp.com)
Instagram(@hibilife)
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