この夏どこへ行こう、それぞれの妄想Summer Trip|ふたりの#KIBUN vol.3

妄想 Summer trip

毎回一つのテーマについてnocia / alisaがそれぞれその時の気分に合わせたモノ・コトを紹介する共同連載シリーズ。それぞれが運営する「oh,nocia」と「CLAIrmag」、2つのメディアにまたがって連載しています。

vol.3

今回のテーマは「妄想Summer Trip」。世界中の国境がクローズしているからって、旅への欲は抑えられない。大なり小なり、それはみんな同じ気持ちのはず。こんな時こそ自由に思いをめぐらせて、いざサマートリップへ出かけましょう!

 

nocia 名店でジョージア文化を存分に味わう

SHAVI LOMI

SHAVI LOMI

旅どころか外出することを厳しく制限されていたこの春から、次のホリデー計画を立ててみたり、異国情緒に浸れる映画を偏愛するなど“旅気分を味わうこと”をひっそり楽しんでいます。そんな中での今回のテーマ「妄想 summer trip」。どうやら、ここ数年思いを馳せているジョージアを旅する時が巡って来たようです!

南コーカサス地方の一国で、以前はグルジアという名前で知られていたジョージア。日本人にはあまり馴染みのない国ですが、噂によると「カルチャーが面白い」「食が最高」なのだとか。

ヴェトモンのデザイナー兼、バレンシアガのアーティスティックディレクターを務めるジョージア出身のデムナ・ヴァザリアの登場をきっかけに最近はファッション誌でも特集が組まれており、知れば知るほど興味をかき立てられるのです。

さて、妄想の力を借りて訪れるのはそんなジョージアの首都トビリシ。行きたい場所、やりたいことは色々ありますが、やっぱり美味しいモノを食べなくちゃ。ということで、レストラン「SHAVI LOMI」を目指します。

トビリシのおすすめレストランに必ず挙げられているこちらのお店。シェフを務めるMeriko Gubeladze さんが創り出す現代的なツイストが足されたジョージア料理はどれを食べても美味しいと評判で、地元っ子にも愛される名店のようです。

appetizer _ SHAVI LOMI

とりわけ人気のメニューが野菜のスプレッドやディップ、パン、チーズなどを盛り合わせたジョージアスタイルの前菜プレート「gobi」。これにジョージアの伝統的なオーガニックワインを組み合わせて・・・と考えるだけでアガります。

Entrance

また、外には看板がなく壁画の描かれたドアをくぐるとレストランが現れるという隠れ家のような雰囲気のお店らしく、訪れた人によると屋内と庭のスペースのインテリアや使われているテーブルウェアがヴィンテージライクで素敵!とのこと。食と空間を通して日常と非日常、現代と過去を往来できてしまうのかもしれません。

SHAVI LOMI で美味しいひと時を過ごした後は、もう一杯飲みにワインバーに立ち寄ろうか、それともトビリシのアンダーグラウンドなナイトカルチャーを体験しに街へ繰り出そうか。私の妄想トリップはまだまだ続きそうです。

『SHAVI LOMI』

28 Zurab Kvlividze St, Tbilisi, Georgia

all images from:SHAVI LOMI @BlackLionRestaurant

 

 

alisa 湖のほとりレトロアートなホテルでゆったりの週末

人間はやっぱり旅をする生きもの。閉じ込められると余計に外に出たくなるものです。特に夏は気分も開放的になるし、ちょっと時間のある週末にはゆっくり小旅行にでも出かけたい。さぁそんな時は目を閉じて、いざサマートリップへ。

程よく晴れた週末。車を走らせ夏のプチバカンスに向かう先は、カナダ・プリンスエドワード郡。トロントとオンタリオのちょうど真ん中に位置するワインが有名なファームビレッジです。週末になると都会から人々がワインのテイスティングに訪れるのどかな町。

The Drake Motor Inn

そこで気のおけない家族または友達とステイするのは、自然に囲まれたオンタリオ湖のほとり「The Drake Motor Innです。オープン以来、いつかは泊まってみたいとチェックしていたこのホテル。

トロントで話題のホテルチェーンThe Drakeが古いモーテルをモダンに改装し、2019年にオープンしました。(ここを訪れたかった1番の理由は、センス抜群でアーティスティックな内装デザイン。)

まず、宿泊客を存在感たっぷりに迎えてくれるのは、“no vacancy”と書かれた看板の後ろをカラフルに染めるスペインのアーティストANTONYO MARESTのアート。

The Drake Motor Inn interior

そしてホテルのエントランスをくぐると、中世にインスパイアされたアンティークな家具たちと、それらが絶妙に馴染むモダンレトロな内装。そうそうこれこれ!

ホテル内には暖炉やバーベキューセットもあり、まるで家にいるような気分でライトに滞在できるのもまた良いところ。

Bath Room

部屋に向かうと、壁やサイドテーブルはもちろん、バスルームのガラス戸にまで厳選された現代アートが飾られています。カジュアルなホテルでありながら細部までこだわったデザイン、もうホテルのキュレーターチームには感服です。

さて、このホテルでのひと時を存分に楽しむため、まずは付近のワイナリーへ美味しいピノノワールを探しに行こう。その後はふらっとアンティークショッピングでもして、シーフードレストランで腹ごしらえ。ロブスターロールをお持ち帰りして、夜はアートにどっぷり囲まれてゆっくりホテルで過ごそう。

The Drakeグループは各ホテルでアートプログラムを主催し、アーティスト支援と、宿泊客にアートとの出会いを提供する活動もしているらしい。ホテルで都会的な現代アートを味わい、その後に湖の周りをゆっくり散歩なんてのもありかも。

『The Drake Motor Inn』

 43 Wharf St Wellington, ON K0K 3L0

all images from:The Drake Motor Inn @drakemotorinn

 

 

nocia's profile
nociaプロフィール blogger/writer

大学時代にロンドンへ留学。帰国後、大学を卒業し地元で就職するものの、”働き方”や”生き方”を模索しベルリンへ渡る。その後、ベルリンで出会ったスペイン人パートナーと結婚し、現在はマドリードを拠点に活動中。  ライフスタイル、カルチャー、ファッション、社会問題..etc..思考や興味をブログにして発信しています。

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この記事を書いた人

フランス ボルドー、カナダ トロント生活を経て多種多様な働きかたに感化されフリーランスに。
優柔不断なほうなので、日々のお出かけや買い物から、生き方・働き方まで何かと迷いがちな私ですが、その中で見つけたエスプリや日々を愉しくするヒントをここで発信しています。
DNAから完全に夜型です。

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