変わり種野菜「アーティチョーク」はヘルシーライフの強い味方

 


ここ数年、日本でも海外食品を取り扱うスーパーなどで見かける機会が増えた「アーティチョーク」。

花の蕾のような奇妙な外見をした野菜で、私たち日本人にとってはあまり馴染みのない存在ですよね。

どうやって調理すればいいのか分からず、興味はあるけれどチャレンジしたことがないなんて人も多いのでは?

そんな変わり種野菜のアーティチョークですが、見かけによらず女性には嬉しい栄養成分がたっぷりと含まれており、ヨーロッパやアメリカ、中東諸国では好んで食べられている食材です。

 

ヨーロッパでは古くから親しまれている「アーティチョーク」

ヨーロッパのマーケットを覗いてみると、必ずと言っていいほど並んであるアーティチョーク。それもそのはず、原産地は地中海地域とされ、イタリアやフランス、スペインを中心にヨーロッパ各地では古くから親しまれている野菜の一種。同じく、中東諸国やアメリカでも当たり前に見かける存在ですが、アジア諸国にだけあまり広まっていないそうです。

ほっくりとした食感と優しい甘み、独特の苦みが一緒楽しめる「蒸す」「焼く」といったレシピも人気ですが、手軽に食べられる瓶詰めされたものも非常に一般的。

 

健康をサポートするアーティチョークの嬉しい効果

味も美味しいアーティチョークですが、固い蕾のような見た目からは分からない健康に効果的な嬉しい成分がたっぷり含まれていることでも知られています。

便秘改善に効果

アーティチョークはごぼうの1.5倍にあたる食物繊維が含まれており、便秘改善に役立つ野菜。その量は100gあたり約8.7gと非常に高く、かつ水溶性食物繊維であるため、便を柔らかくして排便を促す効果や、善玉菌を増やし腸内環境を正常に整える働きが期待できます。

胃腸の働きをサポート

アーティチョークの美味しさでもある「苦み」は、タラキサステロールという成分によるもの。この成分には胃腸の働きをサポートする力があり、胃もたれや消化不良、食欲不振に効果を発揮すると言われています。

悪玉コレステロール値の低下

葉の部分には、胆汁の分泌を促進する成分が含まれており、胆汁の成分「胆汁酸」を作り出すためにコレステロールを要することから、コレステロール値を下げる効果が期待できるとのこと。



高血圧の予防

豊富なカリウムが含まれていることでも知られるアーティチョークは、過剰ナトリウムによる血圧の上昇を緩やかにする働きがあり、海外では高血圧の人のために奨励されている食材の一つ。

つらい二日酔いを解消

ヘルシーライフを目指しつつも、飲みすぎてしまったなんて失敗もあるもの。アーティチョークの葉にはシナリンとスコリモサイドという成分が含まれており、その成分によって胆汁の分泌が促進、また肝臓の毒素を排出するデトックス効果がみられ、二日酔いの治療に効果的と言われています。

最近日本でも少しずつ知られるようになった変わり種野菜。健康的な生活をサポートしてくれる嬉しい成分がたっぷりで、早速トライしてみたいと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

CLAIr magでは、この他にも健康・美容に効果的な「食」について発信していますので、そちらもぜひチェックしてみて下さいね。

 


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この記事を書いた人

ブロガー / CLAIrmagライター 大学時代にロンドンへ留学。
帰国後、大学を卒業し地元で就職するものの、"働き方"や"生き方"を模索しベルリンへ渡る。
その後、ベルリンで出会ったスペイン人パートナーと結婚し、現在はマドリード を拠点に活動中
ーライフスタイル、カルチャー、ファッション、社会問題..etc..思考や興味をブログにして発信しています。

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