近年、海外で高まるサステナブル・ワークへの関心。
「サステナブル」とは、直訳すると「持続可能」という意味であり、現代・未来の環境や社会にやさしい働き方や活動の総称として「サステナブル・ワーク」と呼ばれています。
その活動を代表するのが、フェミニストやエコロジスト、アクティビストといった人々。サステナブル・ワークに尽力を注ぐ海外セレブの活動をヒントに、自分自身の理想とする姿を思い描いてみましょう。
女性の権利のために立ち上がるフェミニスト=エマ・ワトソン
フェミニストとは、社会における古くからの女性概念や地位に対する束縛からの解放としてジェンダー・フリーを訴える人々。そんなフェミニストの代表として知られる海外セレブが、イギリス出身の女優エマ・ワトソン。
国連の親善大使として活動するエマは、“完全に男女平等と言える国は世界にひとつもない”と言い、社会的、政治的、そして経済的に男女が平等であるべきだと強く訴えています。その一つが、ジェンダー平等の実現のための「HeForShe]というキャンペーン活動。
フェミニストのリーダー的存在として声を上げ立ち上がるエマは、まさしくサステナブル・ワークを実現する女性の象徴と言えるでしょう。
環境保護の推進に力を注ぐエコロジスト=グウィネス・パルトロウ
エコロジストとは、もともと生態学者を意味していましたが、最近では自然環境保護の考えを持ち行動する人の総称として使われています。代表的なエコロジストと言われるのが、女優として長いキャリアを誇るグウィネス・パルトロウ。
グウィネスは自身のライフスタイルブランド「Goop」において、数多くのエコ商品を紹介するだけでなく、「エコ」とされるブランドの原材料チェックを行っています。
海外ではエコなライフスタイルというとヒッピーといった印象や、“流行りのトレンド”といった風潮が広まりつつある中、環境保護を推進することが当たり前という考えを持ち行動を起こすグウィネスは、エコロジストとして女優とサステナブル・ワークを両立させる鏡のような存在かもしれません。
社会貢献やボランティアに積極的なアクティビスト=アンジェリーナ・ジョリー
行動主義者を意味するアクティビストは、社会的・政治的な変化のために行動する人々を指します。海外セレブの中にも、難民問題や人権問題、教育といった分野での活動や、寄付、チャリティー活動と、精力的に行動するアクティビストが多く、その一人として有名なのがアンジェリーナ・ジョリー。
アンジーは女優として活躍する傍ら、国連難民高等弁務官の特使として実際に数多くの難民キャンプを訪れ、人々の苦しみや保護を世界に訴えています。また、自身も難民の子供達を養子として迎え入れているアンジーは、2017年にドナルド・トランプ大統領が出した難民の受け入れを拒否する政策に対して強く批判しています。
サステナブル・ワークの根底にある「愛」
現代、そして未来の環境や社会のための活動であるサステナブル・ワーク。フェミニスト、エコロジスト、アクティビストと活動方法は異なっても、サステナブル・ワークの根底にはいつも「愛」が存在します。
海外セレブのように大きな声を届けることができなくても、世界の注目を集めることができなくても、「愛」があれば実現できる自分なりのサステナブル・ワークがきっとあるはずです。世界の一員として、自分ができる“何か”を、ぜひ探してみて下さいね。