「何となく歯ぐきがしみて調子が悪い」「口内炎ができやすい」そんな時、見直すべきは歯磨き粉かも。
私はカナダの歯医者さんでオーラルケアについて相談した時に、はじめて「
そう言われてカナダでオーガニック系のスーパーなどに行くと、結構プライベートブランドで歯にやさしい系の歯磨き粉がたくさんある。
でも実際どんな成分がお口にやさしいのか、どんな成分が刺激になるのか。よく分からないことが多かったので、ひと通り調べてみました。今私が歯磨き粉選びの時に参考にしている情報をシェアします。
歯磨き粉の成分でお口トラブル?
例えば、歯みがきの度に歯ぐきがしみたり、原因不明の口内炎ができたり、口角のところが荒れたり。
そんなトラブルがたびたび現れるときは、歯磨き粉の成分が原因かもしれません。
歯磨き粉に含まれるケミカルな発泡剤、研磨剤、保存料などは刺激がつよく、口内トラブルを引き起こすことがあります。
人によっては特定の成分でアレルギーがでることも。
●原因不明の口内炎:発泡剤、保存料が原因かも‥
●歯みがき中にしみる:ラウリル硫酸ナトリウム(歯磨き粉の泡泡成分)が原因かも。
歯磨き粉に入っていない方がよいのは?
歯磨き粉に入っていて、刺激が強いとされるのはこんな成分。
ナチュラル系の歯磨き粉には、「No〜(〜不使用)」などと書いてあり使用が控えられているものです。
・SLS (Sodium Laureth Sulfate)
・ラウリル硫酸ナトリウム (発泡剤)
→ 口の中が泡泡でつい磨いた気になってしまうのも✕‥
・二酸化チタン (研磨剤)
・パラベン系 (保存料)
・サッカリン (人工甘味料)
・トリクロサン(抗菌剤)
→アメリカでは使用が禁止されている
そのほか、ケミカルな染料、香料など。
フッ素はあり?なし?
フッ素は歯を丈夫にしてくれるので、1000ppm(100mg/100g)未満ほどの濃度であれば入っていた方が虫歯にはなりにくいのだとか。フッ素が全く入っていないと、逆に虫歯になりやすいといわれます。
でも反対に健康のためにはフッ素が入っていない方がいいという意見も同じくらいあって、実際どちらがいいのかは私も未だに確証が持てていません。
まぁ少しくらい虫歯予防に入っている分にはいいかな、と今はフッ素入りの歯磨き粉を使っています。
(source:https://www.e-healthnet.mhlw.
できれば避けたいマイクロプラスチックビーズ
そして歯磨き粉にスクラブ剤として入っているマイクロプラスチックビーズも同じく避けたい成分。(成分欄に“ポリエチレン末“などと記載してある)
マイクロプラスチックビーズは、小さなプラスチック粒子で、海に流れ出し海洋汚染の原因となることが問題になっていますよね。
私たちは一週間にクレジットカード一枚分ものマイクロプラスチックを体内に取り込んでいるとも言われています。
毎日流すものだから、毎日口に入れるものだから、環境のためにも、自分のためにも、マイクロプラスチックビーズはできるだけ減らしたい成分です。
やさしく磨くおすすめのナチュラルな歯磨き粉の成分
ナチュラルな歯磨き粉に使われていて、歯や口内への刺激が少ないのはこんな成分。フレイバーやみがき心地でお気に入りを見つけるのがおすすめ。
エッセンシャルオイル
歯磨きの爽快感や息をフレッシュにするのがクローブ、ティーツリー、
そして荒れた口の中を落ち着けてくれるのがセージ。
ローズマリーには殺菌効果があります。
バーチツリー
樺の木のことで、口内の酸性化を防止し、バクテリアが増えるのを防ぐ効果があるんだとか。
ココナッツオイル
ココナッツオイルにはやさしい洗浄効果があります。
というココナッツオイルでうがいをする健康法もあるくらいで、天然成分でできたナチュラルな歯磨き粉にはよく使われています。
ホワイトニングには
歯を白くするために入っている研磨剤は強すぎると歯を傷つけてしまうので必須ではありませんが、ホワイトニングしたいという場合にはベーキングソーダが入ったものを。
個人的にはティツリー系の歯磨き粉がフレッシュ感もあって、抗菌作用が口の健康にもいい気がしてよく使っています。
いまお口の中にトラブルがある人も、トラブルはないけれど「口の中に入れるものの成分は気になる」という人も成分を気にしてみると、歯磨き時間のクオリティとお口の健康が上がるかも。ぜひチェックしてみてくださいね。