近年、世界中で高まる「メンタルヘルスケア」への関心。そんな中、注目を集めているのが、2016年にロイヤルメンバーが立ち上げた「Heads Together」というチャリティキャンペーンです。
ウィリアム王子、キャサリン妃、そしてヘンリー王子を中心に活動するキャンペーンには、一体どんな意味が込められているのでしょうか。
メンタルヘルスケアは社会的課題ー「Heads Togerther」が誕生した背景とは?
デリケートな話題であることから、メンタルヘルスについて話すことに消極的になってしまう人は依然として多く、「メンタルヘルス」という言葉に悪いイメージが持たれている社会の現状。
そうした社会的課題と向き合うため、ウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子によって立ち上げられたキャンペーンが「Heads Togerther」です。
「Heads Together」は、メンタルヘルスヘルスへケアの推進、またメンタルヘルスについての会話に対するネガティブな態度に反対を訴えており、YoungMindsや他の7つの慈善団体と提携して進められています。
Youtube video by Heads Together
「誰にでも起こり得る」ーヘンリー王子が語るメンタルヘルス問題
「Heads Togerther」の活動に取り組むヘンリー王子もまた、過去に精神的な苦悩に直面した一人。
最愛の母である故ダイアナ妃の死をきっかけに、それから約20年間心を閉ざすことしかできなかったヘンリー王子は、ウィリアム王子の勧めで初めてカウンセリングを受けることができ、ようやく苦しみから抜け出すことができたそうです。
「Heads Togerther」の活動を通して、ヘンリー王子は「メンタルヘルスの問題は誰にでも起こり得る」とし、年齢や性別、職業は関係なく、どんな人でも直面する可能性があると訴えています。
また、同時に自身の経験から「苦しみを誰かに話す大切さ」についても語っています。
「メンタルヘルス」をテーマにウィリアム王子とレディー・ガガの対談が実現
活動の一環として話題になったのが、ウィリアム王子と歌手・レディー・ガガによるメンタルヘルスをテーマにした対談。
ふたりはFaceTimeを使って会話し、メンタルヘルスついての会話をオープンにすることがいかに重要であるかを議論しました。
その中で、ウィリアム王子が語ったのは、フィジカルヘルスとメンタルヘルスが同じよう扱われるべきであるということ。
また活動を通して、メンタルヘルスについて会話をする大切さを感じていること語っています。
Thanks to Prince William & @heads_together for inviting me to join this important conversation around mental health awareness #oktosay pic.twitter.com/w4RYmw7Llj
— Lady Gaga (@ladygaga) April 18, 2017
メンタルヘルスの問題はイギリスだけでなく、日本、そして世界が取り組む課題です。
王室メンバーである三人が熱心に取り組む「Heads Togerther」の活動について、ぜひTwitterやInstagram、公式サイトからチェックしてみて下さい!