今回のコラムは、体力を消耗しがちな夏場も、寒くてベッドから出られない冬場も、私たちにパワーを与えてくれる朝食の話。
朝食といえば、ご飯と味噌汁、トーストと目玉焼き、ミルクたっぷりのグラノーラなど、定番は色々ありますが、最近話題の朝食メニューが栄養満点かつ手軽に作れる「ポリッジ」と呼ばれるもの。
イギリスの伝統的な朝ごはん「ポリッジ」とは?
「ポリッジ」とはイギリスの伝統的な朝ごはんの一種で、オートミールとも呼ばれアメリカやアイルランド、ヨーロッパ各地など幅広い地域で親しまれています。
ポリッジはオーツ麦を水や牛乳で柔らかく煮込んだ「おかゆ」のようなもので、その魅力は何といってもお好みで味付け、トッピングが自由自在に楽しめること。
欧米では子供の朝ごはんとしてもおなじみです。
栄養たっぷりポリッジの魅力
食物繊維やミネラルなどの栄養素が豊富
ポリッジの材料であるオーツ麦には、食物繊維やミネラル、ビタミンといった美容や健康にうれしい栄養素がたくさん含まれています。
中でも食物繊維の量はお米の約20倍とも言われており、日常生活で不足しがちな栄養をしっかり補えるので、まさに朝ごはんにぴったり。
・ビタミンB1 ・ビタミンB2 ・ビタミンB6 ・ビタミンE
・ビオチン ・マグネシウム ・カリウム ・カルシウム
・鉄分 ・亜鉛 ・リン など
ポリッジはダイエット中や風邪気味の朝にも
食物繊維たっぷりなポリッジは、血糖値が急に上がりにくい低GI食であるため、糖類を控えているときでも安心して食べられます。
ポリッジは植物性なのにたんぱく質も豊富。肉や卵にも引けを取らないくらいプロテインが摂れるのでダイエット中や栄養をしっかり取りたい風邪気味の朝にもgoodです。
忙しい朝、手軽に作れるのが嬉しいポリッジ
平日の忙しい朝に手軽に準備できるのもポリッジの魅力。
作り方は、オーツ麦と水、または牛乳を合わせて火にかけ、お好みの固さになるまで煮込むだけ、と至ってシンプル。
色々なレシピがありますが、おすすめはオーツ麦1:水1:牛乳1(または豆乳)でつくるポリッジです。
自由なアレンジが楽しい
オーツ麦そのものには味がないため、ふつうはお好みの味付けをして、トッピングを加えます。
シンプルにはちみつや黒糖をかけたほんのり甘いポリッジも良いけれど、新鮮なフルーツやドライフルーツ、ナッツ類のトッピングをプラスするとさらに美味しくなります。
しっかりごはん派の人には和風・中華風のだしや具材を使ったアジアン風のポリッジもおすすめ。
1.それぞれを鍋に入れ火にかける
・水 80ml
・豆乳 80ml
・はちみつ 適量
・トッピング(バナナ、ナッツ、グラノーラ)
2.お好みの柔らかさになったらバナナとグラノーラ、ナッツをのせる
3.はちみつをかけて出来上がりイギリス人シェフ・Jamie Oliverおすすめ!ポリッジの美味しいアレンジ
「簡単」かつ「美味しい」ポリッジを目指すエディターのお気に入りは、バナナとシナモン、はちみつをトッピングしたもの。とはいえ、時間のある週末の朝は、いつもと違ったポリッジにチャレンジしたいな、なんて気分が乗る日もあったり…。
そんな時は、ネットやYoutubeで紹介されているアレンジを参考に、これまで食べたことのないニューテーストなポリッジにチャレンジしています。中でもお気に入りなのが、イギリス人シェフ・Jamie Oliver(ジェーミー・オリヴァー)が紹介しているアレンジレシピ。
チョコレートポリッジとマーマレードの組み合わせなど、美味しい発見が沢山ありますので、「いつもの味に飽きてきたな」、もしくは「新しい味にチャレンジしたいな」という時は、ぜひ彼のレシピを参考にしてみてはいかがでしょうか。